革靴の「これって?」にお答えします 第二弾

革靴の「これって?」にお答えします 第二弾

こんにちは。今回は前回に引き続き、皆様から今まで寄せられた、「これってどうなんだ?」という靴の疑問にお答えし、ライムガーデンの靴を大切にご愛顧いただけるアイデアをご紹介します。


 ①革靴の硬さを柔らかくしたい時は?

靴を購入されたお客様から「革が硬くて足が痛い。」というコメントをいただくことがあります。

新品の靴はまだ革がなじんでおらず、硬さを感じてしまう場合もありますが、数日履くのすら痛いという時に靴を柔らかくするおすすめの方法は、

①優しくもみこむ
②靴専用のオイルやクリーム、レザーワックスを塗りこむ
③シューキーパーを使う

です。①はじめに、形崩れに注意しながら靴全体を優しくもみこみます。つま先とかかと部分は形崩れしやすいので、この2カ所以外をもみましょう。

②次に、革靴用のオイルかクリーム、もしくはワックスを少し多めに塗り込みましょう。これらは革を保湿し、栄養と油分を与えて柔らかくしてくれますので、1つ持っておくととても便利です。

特に本革靴には日々のお手入れの際の重要な必須アイテムです。

③最後にシューキーパーを使い、靴の形を整えながらシワを予防しましょう。ライムガーデンでは吸水性に優れた木製のシューキーパーも取り扱っております。

ドライヤーや熱湯などの「熱」は合成皮革靴・本革靴どちらもNGです。

また、オリーブオイルや化粧水など靴専用以外のオイルや液体は、シミの原因になるのでおすすめしません。冬場に暖房の効いた部屋に置くのは問題ありませんが、こたつの中、暖房器具の近くもNGです。


②左右足のサイズが違う人は?

左右足のサイズが違う人は珍しくなく、3㎜位から中には1cm以上違う人もいます。

これは、利き足(軸足の方が大きくなりやすい)や姿勢などが主な原因と言われています。日本人の多くは「利き足が右」で「軸足が左」のため、左足が大きいケースが多いようです。

例えば新しい靴を履いた時に、「片方だけ小指か中指、親指が痛い。」という経験はありませんか?

思い当たる人は一度正確に左右の足を測定してみましょう。もし合わない靴を無理やり履き続けると身体のゆがみが生じてきます。

姿勢が乱れ続けると外反母趾や、内臓器官が弱ったり、疲労がたまりやすくなったりといったトラブルが起こる原因にもなるため、気をつけましょう。

サイズ差がないのに靴が片方だけ痛いという人は、身体のゆがみがあると言っても過言ではありません。

その場合は毎日青竹ふみなどをすることで腰や身体の軸のゆがみが改善されやすくなります。(マッサージセラピスト監修の元、作成しました。)

左右足が5㎜以上違う人は、大きめのサイズの靴を選び、サイズが小さい方の靴に靴のサイズを調整できる専用のパッドや靴擦れ防止用のクッションなどで、サイズを調整しましょう。

 左右の足の大きさが違う人は、大きい方に合わせた靴選びが大切です。


③革靴に付いたシワはどうやって取るの?

合成皮革靴・本革靴どちらも靴を履くと付いてしまうシワ。

履き方によっては新品でも深いシワが付いてしまうこともあります。お客様にも「シワはどうやって取ればいいのか?」と質問をいただくことがあります。

シワを予防するには、新品の靴を履く前に、靴用クリーム、オイル、ワックスなどを塗って革に適度な油分と水分を補給しましょう。靴を履いた後にはシューキーパーでシワを伸ばしましょう。

すでに付いたシワが気になる場合は、クリームやオイル、ワックスを念入りにシワの部分に塗り込んでから、シューキーパーを靴に入れてシワを伸ばしましょう。

シューキーパーがない場合は新聞紙をしっかり詰めてもOKです。

深いシワをもっときれいに取りたい時は、「ストレッチャー」という物も販売されています。シューキーパーに似た形状ですが、足先、甲などのシワが付きやすいカ所を集中的に伸ばすことができます。

  靴のシワ伸ばしの方法でアイロンを使うものもありますが、合成皮革靴・本革靴は水分、熱に弱いのでおすすめしません。

ポイントは毎日同じ靴を履くのではなく、2,3足をローテーションで履き、靴内の湿気とシワをシューキーパーで取るとシワが付きにくく、靴も長持ちします。

 

 まとめ

今回は前回の第一弾に引き続き、お客様から寄せられた革靴の、「これってどうなの?」という疑問にお答えしました。

インターネットで検索すると実に様々なアイデアがあふれていますが、「いいだろう。」と思って情報のままにケアをすると、思いもよらない失敗を招くこともあるので注意が必要です。

今回のブログが少しでも大切な革靴ケアの一助になれば幸いです。

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