アツい夏に本革という選択

アツい夏に本革という選択

こんにちは。いよいよアツい夏がやってきますね!
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今回は、【アツい夏に本革という選択】をご紹介します。

合皮と本革の温度差

 

合皮と本革の靴を真夏の暑い日差しの中で履いた場合、どれくらいの温度差があるかについて調べました。

学会の資料によると、 

靴の表面、甲の部分は、直射日光に当たり続けるほど熱がこもります。また、真夏には地面温度が50℃を超えることもあるので、地面が高温になるほど、熱が伝導します。

そもそも足裏は一年を通して、約10時間靴を履くと両足で牛乳瓶1杯(200㎖)ほど汗をかくと言われています。つまり、夏場の靴の中は高温多湿の熱帯雨林のような環境です。

夏場ではありませんが、専門機関が調査したところ、一定の運動後に靴内の温度と湿度などを測定した結果、

・温度差は合皮より本革が3℃低い
・吸湿性は本革は合皮よりも約6倍あり、快適
・透湿性は本革が合皮よりも1.7倍高い

と、大きな変化があることが判明しており、高温多湿な夏場には、さらなる変化があると容易に想像できます。

夏場には「足の呼吸を助けてオーバーヒートしない」、「湿気を逃がし、蒸れにくい天然素材の本革の靴」がおすすめです。


さらに快適に過ごすには

次に、夏場の靴選びのポイントとしてご紹介したいのが、

・①靴の色
・②靴下の素材

です。それぞれご紹介しましょう。

①靴の色

夏場、日差しが強い時には、靴の色はできるだけ明るめが◎です。
白色は黒色に比べて8℃以上温度が低いとも言われています。

結論→夏場にはブラウンがおすすめです。


②靴下の素材

次におすすめなのが靴下の素材です。ビジネスシューズを履く時に選ぶ靴下ですが、接触感や肌触り、吸水性、吸湿性に優れるのが綿100%の靴下(もしくは麻や絹素材)の5本指靴下です。

汗をかいて一番不快に感じる部位が足指エリアです。5本指靴下は指同士が離れて布で覆われているため、肌同士が触れ合わず、蒸れや汗を吸収してくれるのでさらに不快度が軽減します。

結論→夏場は綿100%の5本指靴下が最強

靴下に関しては以前【革靴が好きになる方法】でもご紹介しました。合わせてご覧ください。
 

ライムガーデンの本革素材

ライムガーデンは、雨にも活躍できる「合皮(フェイクレザー)」と天然の「本革(レザー)」2つの素材を使用して17種類のデザインの靴を販売しています。(2023年7月現在)

本革の靴は、

LG510LGM710(内羽根)
LG5520(外羽根)
LG5530(モンクストラップ)
LG5540LGM7220(ローファー)
LGM7210(カジュアルスニーカー)

7タイプ、お色目は内羽根タイプがブラウン・ブラック・バーガンディを、それ以外のデザインはブラウン・ブラックを展開しています。

①ステアレザー(LG510のみで使用)

ステアレザーは生後2年以上の去勢されたオス牛の革です。特徴は、

・しっかりとした強度がある
・柔らかさ、しなやかさがある
・履き込むと足に良くなじむ
・エイジング(経年変化)が楽しめる
・革の厚みや品質が均等で仕上り品質が高い

です。レザーの中でも最も一般的で強度にも優れます。キップレザーよりは少し硬めの革ですが、強度がある分、お手入れが他の本革よりも簡単です。

②キップレザー

キップレザーは生後6ヵ月から2年以内の牛の革です。特徴は、

・きめ細かくて柔らかい
・しっかりとした強度もある
・きめ細かさ、柔らかさに優れる
・履き初めから足によくなじむ
エイジング(経年変化)が楽しめる

です。キップは大人になる前の牛の革です。これより小さい子牛の革はカーフレザーですが、例えば欧米ではカーフとキップはどちらも最高級といわれるカーフと呼ばれています。革自体が柔らかく初めから硬さを感じにくい素材です。

 *本革の靴は1日の終わりには必ずケアが必要になります。
【本革靴を長持ちさせる方法】も合わせてご覧ください。

 

とめ

今回は【アツい夏に本革という選択】についてご紹介しました。
本革の靴は長くご愛用いただき「エイジング(経年変化)」を楽しんでいただけるものです。

毎日のケアは必要になりますが、あると毎日が楽しく快適になるアイテムの1つです。

靴を長持ちさせる方法は、2.3足を休ませながらローテーションして履いていただくことです。「今年の夏は快適に本革という選択」をしてみるのはいかがでしょうか?

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