革靴内は高温多湿
外気の暑い夏はもちろん、凍えるような寒い冬でも一日中仕事などで靴を履き続けると、片足約100㎖ずつ、汗をかくそうです。
両足で牛乳瓶1本分の汗がでることで、靴の中は常に高温多湿な状態が続きます。通気性が密閉された靴内湿度は、夏場では最高で99%まで高まることさえあります。
高温多湿は雑菌にとって最高な環境のため、繁殖が進み、汗や皮脂をごちそうにした結果、「悪臭」が発生してしまいます。
悪臭をどうにかしたい!
➁一日履いた靴はシューキーパーを利用して休ませる
③2足以上の靴で毎日、ローテーションする
です。詳しく見ていきましょう。
①靴を脱ぐ
・5本指靴下
・綿100%か麻、シルク素材のもの
・冬場はアンゴラやウール100%素材のも
オフィスなどで靴が脱げる状況であれば靴を脱いで、
③可能であれば、汗の拭きとりシートや流水などで皮膚表面の菌を流す
です。豆知識として、靴下の匂いが気になる人は、履いた靴下の中面を外側にして洗濯すると雑菌や臭いが取れやすくなります。その後、外面をもう一度洗えば靴下の嫌な臭いを取りきれます。
➁シューキーパーはマストアイテム
この方法は注意が必要です
寒い冬に革靴を快適に履く方法として良く知られている
①足用のカイロを使用する
➁靴用乾燥機を使用して靴を温める
ですが、こちらに関してはデメリットもあるので、まずはそちらをご説明します。
①足用のカイロを使用する
足用のカイロは5時間~8時間程持続するものがあり、中敷きタイプや足先に貼るタイプなどさまざまなものが販売されています。寒い日を一日中外回りで歩き続けなければならない時には、とても効果があり重宝するアイテムです。
一方でデメリット面は最大40℃を超える熱が出るので、蒸れや、温度による革靴へのダメージと、雑菌の繁殖が懸念されます。革靴にとって、高温や蒸れはダメージリスクが高いので、あまりおすすめはできません。
「革靴は消耗品」とシーズンごとに買い替える人→〇
革靴は年間を通して大切に履きたい人→✖
ニーズに合わせた判断でのご使用がおすすめです。
➁靴用乾燥機を使用して靴を温める
こちらも①と同様のデメリットがあります。靴用乾燥機は主に、スニーカーなど丸洗いできる素材の靴にはおすすめですが、革靴には、合皮・本革ともおすすめしません。
革靴の乾燥は木製シューキーパーか新聞紙を丸めたものがおすすめです。前回のブログでシューキーパーのお手入れ方法をご紹介しました。こちらもご参照ください。
革靴を冬に快適に履くには
それでは今回ライムガーデンがおすすめする、革靴を冬に快適に履く3つのアイテムをご紹介します。
①レッグウォーマー
革靴にレッグウォーマー!?と思われる人もいると思いますが、レッグウォーマーを履くことで、足首まわりが温まります。足首周りにはツボがたくさんあり、この付近を温めることで、驚く程冷えが軽減されます。
最近ではさまざまな色や素材のレッグウォーマーが販売されていますし、大手スポーツメーカーはメンズ用にも力を入れていますので、ご自身のスーツに合うものを探しましょう。
今はスーツにレッグウォーマーを履いている人はほぼ見かけませんが、代謝UPや健康のためにこれから「スーツにもレッグウォーマー」が主流になると良いなと思います。
➁足首用カイロ
靴の中に入れるとデメリットもあるカイロですが、現在は足首用のカイロも販売されています。巻くタイプの物など、スーツに響きにくいものを選ぶのも〇。
③スーツにぴったり!「ロングホーズ」
最後にスーツにとても良く合う靴下のホーズ。特に冬場は長めのロングホーズがおすすめです。ホーズはスーツ用に特化した靴下で、適度な着圧があり、靴下によくある「ずり落ち」がほぼありません。ひざ下まであるので、女性のストッキングのように足全体をカバーしてくれます。
足を温めるポイントはここ!
「足を温めるポイントとして、できればひざ下や三陰交付近からくるぶしまでを意識して温めると体温がUPします。」「外気が寒い時には足首用のカイロに加え首下~肩甲骨の真ん中エリアや、おへそ周りにもカラダを温めてくれるツボがあるので合わせてカイロを貼るのもおすすめです。」(マッサージセラピスト監修)商品選びの一助となれば幸いです。
まとめ
今回は【寒い日に革靴を快適に履く方法】についてご紹介しました。革靴の直接のケアとしては、シューキーパーを、それ以外についてはレッグウォーマーなどをお試しください。手放せなくなるほどに活躍してくれます。これらのアイテムで今年の冬を乗り切り、どうぞステキなクリスマスと新年をお迎えくださいませ。