こんにちは。今回は紐(ひも)タイプの革靴の【おすすめの結び方・直し方と靴紐の素材】についてご紹介します。
靴紐の結び方のおすすめはシングルとパラレル
【①シングル】
皮革靴の王道的な結び方です。ライムガーデンの皮革靴はこの結び方でお客様にお届けしています。上品で見た目がスッキリしています。
特徴:洗練されたフォーマルな結び方。紐をゆるませやすい。
【②パラレル】
シングルを進化させた結び方です。見た目は似ていますが、動きやすさがプラスされます。
特徴:伸縮性・ホールド感があり紐もゆるみにくい。長時間を歩く時におすすめ。
シングルとパラレルの結び方と紐の長さの直しかた動画はこちら。
その他の結び方
【③オーバーラップ】
主にスニーカーの基本的な結び方です。
特徴:ゆるみにくく、適度に柔軟性もある。
【④アンダーラップ】
主にスニーカーの基本的な結び方です。1番初めのホールの紐が下になる結び方です。
特徴:オーバーラップよりも少しゆるみやすい。長距離を歩く時におすすめ。
靴紐のほどけにくい結び方
皮革靴・スニーカーの靴紐の簡単にできるほどけにくい結び方はたくさんありますが、おすすめは以下の3つです。結び方にひと手間を加えるだけで「紐がほどける」ストレスが解消されます。
- ベルルッティ
- イアンノット
- イアンセキュアノット
詳しくご説明しましょう。
【1.ベルルッティ】
イタリアの高級靴ブランド「ベルルッティ」が発祥で、ほどけにくさは◎です。結び目も美しくゴージャスなのでビジネスシューズにおすすめです。この結び方は紐が短いと結びにくいので、やや長めの紐を用意しましょう。
【2.イアンノット】
イアンノットは結び方の順序が少し素早くなった「ちょうちょ結び」です。簡単に結べますがほどけにくさは△です。
【3.イアンセキュアノット】
イアンノットを強化した結び方です。ベルルッティの次にほどけにくくなります。
*各種結び方については、動画や解説写【などがネットで検索可能です。
靴紐の素材
ライムガーデンの靴はシングル・パラレル結びにあわせた長さで調節しています。もし、オーバーラップなどのスタイルで結びたい時や靴紐にこだわりたい時には靴紐を変えるとオリジナル感がUPし、いつもと違う靴の雰囲気を楽しめます。
こちらでは靴紐の素材の違いと特徴をまとめました。ライムガーデンの靴紐の長さは、シューホールの数が4個で約65cmです。シューホールが5個以上の場合は80cm前後の長さがおすすめです。
【①靴紐の形】
ビジネスシューズの靴紐は、フォーマル感が高い「丸形」がおすすめです。
- 丸形:ゆとりがある履き心地で締め付けすぎず、快適に履けます。紐がゆるむので、長時間を歩く場合にもおすすめです。
- 平型:ほどけにくく、しっかり締まります。スポーツシューズ向けです。がっちり固定したい時や靴紐がほどけるのが嫌な人に。フォーマル感は下がります。
【②靴紐の素材】
靴紐の素材は大きく分けて4つに分かれます。シリコンタイプは靴紐というよりも、左右の靴紐ホールの穴に差すもので、スリッポンタイプのように靴紐をほどかずに履けます。靴の着脱がとても多いビジネスマンに一定の人気があるので、今回ご紹介しました。
- 綿:表面にロウを塗っているものもある。一般的な素材。
- ポリエステル:耐久性があり、光沢もあるので上品に見える。
- 天然皮革:フォーマル度は下がるがおしゃれ度がUP。素材によって耐久性が落ちる場合もある。
- シリコン:汚れに強く耐久性、柔軟性がある。両サイドのホールに通す結ばないタイプの靴紐。フォーマル感は下がる。
まとめ
今回は紐靴について、おすすめの結び方やほどけにくい結び方などをご紹介しました。革靴の結び方1つを取ってみてもお客様ごとにフィットした結び方があります。シングル、パラレルなどの結び方をそれぞれ体験してみてご自身の足や動きにマッチした結び方を発見しましょう。
また、慣れるまでは少し大変かと思われますが、「ベルルッティ」結びなどをマスターするとビジネスシューズはもちろん、スニーカーや登山靴など全ての紐靴の「紐ほどけストレス」が解消できるのでとてもおすすめです。ぜひお試しくださいませ。